儲かってるな、ROHM京都本社はイルミナシオンで昼間の様

あのばかでかいビルディングの中は「クリーンルーム」になっています。
400人を超える派遣労働者が3交代で働いています。工場の生産ラインは

24時間稼働しています。駅伝のスポンサーになったりしてROHMは
「コーポレートイメージ」を高める努力をしています。

派遣労働者を送っている「派遣会社」はたぶん今でも3〜4社ある筈です。
仕事の増減があっても、すぐさま派遣労働者をそれに同調させて、

増減すればいい訳で、儲かる構造の一端を担っているっていうことです。
管理人はアメリカの、あの貿易ビルディングがテロによって崩壊した頃、

ここで派遣労働者として働いていました。派遣会社は巧みに
「65歳まで働けますよ。」と云い、「がんばれば昇給する。」

って云ってましたが、何年たっても同じでした。あちこちに配置転換をして
派遣労働法に触れて、違法とならないようにしていました。

ROHMの労務担当者と面談した時に、その人は「あなたより年下の人にいじめられる恐れがある。」
というような意味のことを云ってました。中に入ってみると、やはりそのようでした。

正社員の管理者に取り入って彼らの地位保全を図り、後から入ってきた人には
その地位を絶対に奪われないようにしていたのです。だから、「昇給」は

ほとんど無い「超狭き門」となっていました。ま、それでも、同期に入ったAさん
はランクが上がって今もがんばっておられます。西陣の不況対策として「準社員

で採用された人たちは「優遇」されていました。正社員と派遣労働者との間くらいの
地位でした。給料もボーナスも派遣労働者よりも上でした。

て云うか、派遣労働者にはボーナスは出ません。半年間、無遅刻無欠勤だったら、派遣会社から
6万円出ました。当初、6か月毎の契約更新が、3か月に短縮されました。

このころには、体力・精神が疲弊していましたから半ばあきらめていたように
思います。それでも、何度か、若者達は給与とかの待遇改善をせよと、派遣会社に

迫って、団体交渉のような、つるしあげのようなことがありました。正社員・準社員
派遣労働者、みんな同じ職場で働いているのですが、まず、給料が違いすぎるのです。

準社員と同等程度に引き上げてくれるなら、まず満足・納得したと思います。
彼らの中には「松下」や「NEC」で契約更新を打ち切られた経験を持つ人たちもいました。

彼らはROHMの社員通用門前で何回か解雇撤回を訴えビラ撒き、渡しをしました。
【コーポレートイメージ】を大事にするROHMはその彼らを全員雇うように

派遣会社に働き掛けたようです。

その集会現場に、管理人も同席してじっと成り行きを見守っていました。
派遣会社の現場担当責任者はそれなりによく話を聞いてくれてました。

派遣会社の幹部の人は同じ言葉を繰り返すだけで、若者達の賛同を得ることは
無く、全くの平行線でした。ラバットのごとくおとなしく働いてくれることを

願っているようでした。でも、しばらくして「辞められた」のか、
「辞めさせられた」のか不明ですが、現場担当責任者が変わりました。

そして何ヶ月後かに管理人は呼び出されて、「もう、契約更新はできません。」
って云い渡されました。ショックだったが、何の希望も喜びも湧かない

この「たこ部屋」から解放されたいという意識があったのも事実でしたから、
渡りに舟って云う感じで受け入れました。

朝、朝陽を眺めながら出勤し、夕、夕陽の中を帰宅するっていう
普通の生活リズムに戻りたかったのです。このイルミナシオンはROHMの中から

は見えません。即ち、クリーンルームの中では「昼」なのか、「夜」なのかは、
全く不明なのです。

でも、1か所、小さな明かり取りの窓が見える場所がありました。空しか見えませんが。
その窓に朝陽が射して明るくなるのを見て、「ああ、朝だ!」って感動するのです。

さて、このイルミナシオンの時期ですが、見に来た人々が嬉々として写真を撮って
いる中、あの閉鎖的な職場に向かう時、【暗い】気持になってしまいました。

逆に仕事が終わって自宅に向かう時、イルミナシオンなどどうでもよく、【早く、眠りたい】
と思いながら歩く管理人がいました。

こんな暗い思い出を語るのも辛い、管理人ですが、ブログに書いて吐き出すことが
心を落ち着かせる薬になっているのでどうかお許しくださいねw。

ニコ×2動画にイルミナシオン動画を上げましたから
見に行って下さい。検索ワードは「ローム」です。

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