元開智小学校に行ってきました。

現在は『京都市学校歴史博物館』として保存されています。校門は当時の建築のまま
でした。また、旧成徳小学校の玄関車寄せが玄関に移築されてました。

常設展示品として***楠部彌弌さんの「蒼釉曲水花瓶」(錦林小学校蔵)
***北大路魯山人さんの「飴釉不老長寿銘花生」(元梅屋小学校蔵)
***近藤悠三さんの「薊染付壺」(清水小学校蔵)などがあります。

村松篁さんの絵画をはじめとして、美術工芸品がいっぱい展示されてました。
作者さんがその出身小学校に寄贈されたものがほとんどですが、
にしても、すごい作品ばかりでした。

学芸員の方もおられますから、突っ込んだ質問・疑問にも応じてくれました。
円山公園枝垂れ桜」と「洛花」の作者が

『明治』としか分らない事について聞いてしまいましたw。
私は『松下明治』さんの花の静物画(油絵)

を持っています。で、その人では?と思い、松下明治さんではありませんか?と聞きました。
が、しかし、その学芸員さんは「作風」が違いますから、そうではありませんと言われました。

確かに作風が違うようでしたから納得しました。その学芸員さんのお話では
ある訪問者の人が『蟹川明治』さんでは?と言われたそうです。

でも、誰にも真偽の程は分からないそうです。

依然として不明な『明治』さんの日本画ででした。

ネットで調べたら、蟹川さんで画家として見当たらなく、
日本画家の『橋本明治』さんて方がヒットしましたが、どうなんでしょう?

***まなびやに咲く百花展***

川邊御楯(かわのべみたて)・上村松篁(うえむらしょうこう)・山田耕雲(やまだこううん)
・幸野豊一(こうのとよかず)・水田竹圃(みずたちくほ)・柴原希梓(しばはらきしょう)
・鈴木清(すずききよし)・二代赤沢露石(にだいあかざわろせき)
・橋口幾三郎(はしぐちいくさぶろう)・野々内良樹(ののうちよしき)
・堀泰明(ほりたいめい)・藤原敏行(ふじわらとしゆき)
・堂本元次(どうもともとつぐ)・四代浅見五郎助(よんだいあさみごろすけ)
・十五代永楽善五郎(じゅうごだいえいらくぜんごろう)・鈴木雅也(すずきまさや)
・稲葉七宝(いなばしっぽう)・森野嘉光(もりのかこう)・真鍋光男(まなべてるお)
・徳力彦之助(とくりきひこのすけ)・徳力牧之助(とくりきまきのすけ)
・松本為佐視(まつもといさみ)・徳力孫三郎(とくりきまごさぶろう)
・新開琢也(しんかいたくや)・安田茂郎(やすだしげお)
・六代清水六兵衛(ろくだいきよみずろくべい)
・村田陶菀(むらたとうえん)・田中一光(たなかいっこう)
・太田喜二郎(おおたきじろう)・寺松国太郎(てらまつくにたろう)
安井曽太郎(やすいそうたろう)・澤部清五郎(さわべせいごろう)
・福井勇(ふくいいさむ)・今井憲一(いまいけんいち)
・北川威夫(きたがわたけお)・安田謙(やすだけん)
・三浦利江子(みうらりえこ)・佐野光穂(さのこうずい)
・梥本一洋(まつもといちよう)・木島桜谷(このしまおうこく)
・猪原大華(いのはらたいか)
・五代清水六兵衛(ごだいきよみずろくべい)
・宇田荻邨(うだてきそん)・春堂(しゅんどう)【八尾春堂ではないか?】
神谷光径(かみたにこうけい)・入江酉一朗(いりえゆういちろう)
・明治(めいじ)【上述・不明】
・沢村陶哉(さわむらとうさい)・久保田竹文(くぼたちくぶん)
・上田耕冲他(うえだこうちゅう他不明)
・玉舎春輝(たまやしゅんき)・小西福年(こにしふくねん)
・村田一徑(むらたいっけい)・福田恵一(ふくだけいいち)
・二代伊東陶山(にだいいとうとうざん)
・大矢米年(おおやよねとし)/山田鉄?(やまだてつがい)
・原在照(はらざいしょう)・近藤濶(こんどうひろし)
・諸永青晁(もろながせいちょう)・川越篁治(かわごえこうじ)


校舎内は展示会場に改造されていました。でも見かけは教室のままです。
階段も昔のままでした。

この作品は卒業作品です。すごいパワーを感じました。
作られた人々の思いがいっぱい込められているのですね。
そんな貴重な作品ではありますが、美術工芸品としての価値も十分ある力作だと私は思いました。

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